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高速バス利用は忘れ物をしないための対策が重要

出かけた先でお店に入った途端、あるいは家の玄関をくぐった途端、忘れ物に気付いたという経験はないでしょうか?


「近所のお店に買い物に出たのに、財布を家に忘れてしまった」など、すぐ取りに戻れる場合なら良いのですが、高速バスの場合はそうはいきません。


ここでは、高速バスを利用する際に忘れ物をしないための対策や原因から見る忘れ物しやすい人の特徴など、高速バスの忘れ物にまつわるお話をご紹介します。


夜行バス・高速バスの詳細はこちらをご確認ください。

忘れ物をしやすい人の特徴

忘れ物をしないための対策が重要

忘れ物をしないための対策が重要


よく忘れ物をする人の特徴としてあげられるのは「もともとの性格的なもの」あるいは「何らかの疲労を抱えていて注意散漫になっている」の2タイプです。


「もともとの性格的なもの」とは、うっかりさんや慌てん坊の人などです。普段からよく忘れ物をしてしまう方いらっしゃいますよね。


このような人の場合は昨日今日始まったわけではなく、普段から周囲に指摘されたりして、どういう時に自分が忘れ物をしてしまうのか自覚があるケースが多いのではないでしょうか。


もう1つの「何らかの疲労を抱えていて注意散漫になっている」という特徴の人は、ストレスや睡眠不足などが原因となります。


仕事で高速バスを利用する方や旅行が楽しみすぎて前日眠れなかったという方は要注意!ストレスや睡眠不足による脳機能の低下が起こっている可能性があります。


疲れているなと自覚がある時は、普段忘れ物をしないタイプの人でも注意するようにしましょう。

忘れやすいアイテム

高速バスに限らず、忘れ物の量は年々増加の一途を辿っています。警視庁が発表した統計によると、平成27年度の拾得物(落とし物を拾ったという報告)だけでも300万件を超えるそうです。


特に多いのが
・書類
・衣類や履物
・かさ
・有価証券
・財布



の5種類です。長時間乗ることの多い高速バスでは、衣類や履物はまさに落とし穴と言えるでしょう。特に降りた後になってスリッパや靴下のみになっていたということのないよう、降車の際は履物もきちんと確認してくださいね。


さらに長時間乗る高速バスでは、携帯やスマートフォン、カメラ、眼鏡、腕時計、購入したお土産などにも注意してください。暇つぶしアイテムをうっかり置き忘れたというケースやポケットに入れていた小物を降車の際に落としてしまったというケースも珍しくありません。

忘れ物してしまったら?

忘れ物をしないための対策が重要

忘れ物をしないための対策が重要


忘れ物に気付いたら、すぐに行動しましょう。


バス業者にもよるのですが、食品などは即日処分されてしまったり、その他の忘れ物も保管期限を過ぎるとせっかく誰かに拾ってもらったものでも、帰ってこなくなる可能性があります。


高速バスは1か所で管理されているわけではありません。様々な地域や車庫に分散しています。同じバス会社でも数か所に車庫があることがほとんどで、自分が乗ったバスがどの車庫に戻ったのか、忘れ物がどこの車庫で保管されているかをすぐに把握することは難しくなっています。


では、忘れ物をした時にまずどこに問い合わせたらいいのでしょうか?


一見、すぐにでもバス会社に問い合わせて「忘れ物は届いてませんか!?○○から××まで乗ったのですが!」と聞いてしましそうですが、バス会社もお客様の個人情報やどの車両に乗ったかまではすぐに分からないことがあります。


そのため、最初は自分が予約したツアー先に問い合わせをすることをおすすめします。
問い合わせの際は
・バス会社の名前
・バスの乗車区間
・何号車か

を確認ましょう。


その後バス会社に連絡し、ツアーの予約先から教えてもらった3点と出発日時や忘れた対象物の特徴を伝えて探してもらいましょう。


また、高速バスの車内ではなく、パーキングエリアや出発前に現地で落としてしまった可能性もあります。バス会社で見つからなかった時は、旅行先の警察署に問い合わせてみましょう。


拾得物は都道府県単位で管理されているため、別の都道府県で見つかった場合は現地の警察署でしか受け取ることができません。場合によっては地元の警察署へ送料自己負担で送ってもらえることもあるので、一度問い合わせてはいかがでしょうか。

まとめ

高速バスでの忘れ物自体、見つかるか見つからないかは正直運次第です。せっかくの思い出を忘れ物が見つからないという悲しいことにならないよう、1番は忘れ物を防ぐことが大切です。


バスに忘れ物をしないためには、以下のことを意識するといいでしょう。
1.なるべく手元から離さない
2.必要以上に散らかさない
3.確認するくせをつける
4.持ってきたものを意識しておく



小さ目の鞄であれば膝の上に置いたり、携帯であれば使用していない間は鞄の中にしまい、椅子やテーブルの上には置かないようにします。その時々に使う物だけ出して常に手元に置き、使わない時は必ず片付ける。物を散らかさないようにするだけで、少なくとも椅子やテーブルなどに置き忘れることはなくなります。


停車直前になって慌てて散らかした物を片付けるような過ごし方をしていると、鞄にしまい忘れたり途中で落としてしまうかもしれません。不安だという方は、持ち主と一定の距離が離れると音の鳴るブザーを活用してみるのも良いでしょう。


忘れ物をしがちな方も、普段は忘れ物をしないという方も、確認するくせを日頃からつけておきましょう。最低限忘れたくない物を書いたオリジナルのチェックリストを作っておくのもおすすめです。そして前日はよく休み、リラックスできる環境で過ごして脳を休ませてください。


忘れ物をしてしまった時は、少しでも見つかる確率を上げるために自分が利用したツアー会社やバスに関する情報を保存しておくことが大切です。予約票やネット上の予約画面のコピーなどは捨てずにとっておきましょう。


ご紹介した方法などをぜひ普段から取り入れていただき、そもそも忘れ物をしないことを心がけてみてくださいね。


夜行バス・高速バスの詳細はこちらをご確認ください。