さわやか信州号で行く上高地ハイキング

上高地ハイキングを楽しむめのチェックポイント

上高地の代表的なスポット・見所

まるで絵葉書のような景色がどこでも楽しめる上高地。
爽やかな緑と、梓川を流れる澄んだ蒼い水がすがすがしい、気分爽快ハイキング。

河童橋 上高地の象徴・絶好の展望台

河童橋5月中頃

上高地を象徴する木の吊り橋、河童橋。
橋に立って上流を望めば、3,000m級の高峰、西穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳、明神岳が迫り、下流を見やればわずかに噴煙をたなびかせる焼岳。
滔々と流れる梓川の風景とあいまって、すばらしい展望がここに凝縮されています。

大正池 焼岳大噴火の残照

大正池に映る焼岳4月中頃

上高地の入り口に位置し、上高地を訪れる人を迎える大正池。
晴れた日は焼岳や穂高連峰を湖面に美しく映し出し、霞や朝もやの時は幻想的な雰囲気。マガモが遊び穏やかな表情も見せてくれます。
大正池と、代名詞の立ち枯れの木々は、あと数年のうちに堆積物で埋まり、梓川に戻るそうです。

田代池 隠された穏やかな池と湿原

田代池の草紅葉9月末頃

原生林の中、ぽっかり広がる湿原地帯に澄んだ湧水をたたえる田代池。
イワナが見え、夏はイチョウバイカモの白い花、ニッコウキスゲやコケモモが彩りを添えます。
霞沢岳を正面に、五月の新緑、十月の紅葉、晩秋の霜も幻想的で美しい。ここから仰ぐ穂高岳、焼岳も一幅の絵になって心に迫る。

明神池 神域に配された天工の造形物

明神池の紅葉11月初朝靄の中

ぐるりと囲んだ青い熊笹、計算されつくしたように湖面に顔をのぞかせる岩々、背後にそびえる明神岳が落とす影…。
それはまさに神域にふさわしい、自然がつくった造形物。
生い茂る深い森、池を囲む熊笹、湖面に点在する岩など、その趣はまるで日本庭園の様です。

明神橋 眼前に迫る明神岳

明神橋と眼前に迫る明神岳5月

今でこそひっそりとした峠道ですが、昔の松本~上高地メインルート徳本峠の入口にあたり、歴史ある奥上高地明神。
W.ウェストンも芥川龍之介、高村光太郎もこの地を目指し、眼前に迫る明神岳の山容に感動をかみしめました。
正面にそそり立つ明神岳岩峰群をバックに人気の撮影スポット。

徳沢 牧歌的憧憬・奥上高地

徳沢の紅葉10月

小説「氷壁」の舞台となった徳沢は、穏やかな草原で、牧歌的な雰囲気。
前穂高東壁が荒々しく迫り、梓河畔からは蝶ヶ岳も望め、開放感が胸いっぱいに広がります。 一般的にはあまり訪れない徳沢ですが、草原にのんびりと憩うひと時も上高地の新たな楽しみ方。ぜひ訪れたい心優しい原風景が徳沢に待ち受けています。