楽しい尾瀬ハイキング
尾瀬ハイキングを楽しむために
尾瀬のルールとマナー
尾瀬の自然は、尾瀬を愛する方々の様々な努力によって保たれています。
この「美しい尾瀬」をいつまでも楽しめるよう「ルールとマナー」を是非ご一読ください。
湿原へ踏み込まない
尾瀬の湿原では木道を歩きます。
尾瀬の湿原はかつて大挙して訪れる人々の「歩行」によってとても大きなダメージを負ったことがあります。わずかな「一歩」が尾瀬の繊細な自然環境を崩すキッカケにもなりかねません。
木道を歩くことはもちろん、休憩や写真を撮る際にも「決して湿原へ踏み込まない」ようにしてください。
木道は「右側歩行」
人が多く歩く場所は必ず複線
譲り合って歩きましょう。「湿原へ踏み込まない」ためにも。
すれ違う人の居ない時も、後ろから先を急ぐ人が迫ってくるかも。尾瀬の木道はほぼ全面で「複線」になっていますので、右側を一列で歩いてください。
持ち込まない・持ち帰らない・与えない
種子落としマットで靴裏をキレイに
生態系を守る。特に外来植物の侵入を防ぐため、入山口の「種子落としマット」でしっかり靴底をキレイに。
自然とは野生でもあります。尾瀬も熊などの動物、野鳥、昆虫、魚などが生息・生活しています。 また樹木や草木も厳しい環境の中に生育しています。彼らに餌を与える・捕まえる・採取する・傷つけるなどの行為は絶対にしないことを約束してください。
国の特別保護区・特別天然記念物に指定されている「尾瀬」では、動植物はもちろん、落ち葉・石コロですら「持ち帰り禁止」です。
尾瀬には「ホテル・旅館」はありません。
尾瀬での宿泊は山小屋
混雑回避と自然への影響を小さくするためにも「建造物」は最小限に抑えられています。
尾瀬での宿泊は「山小屋」で、基本は「男女別の相室」。お風呂は「石けん・シャンプー禁止」、トイレは「チップ制」。決して快適な宿泊とは言えませんが、自然と親しむために少しだけガマン。
鳩待峠・大清水からバスで60~90分程の範囲には温泉旅館・ホテルもあります。「尾瀬へ通う」のもアリかもね。
尾瀬保護財団からのメッセージ
四季折々の美しい姿を私たちに見せてくれる尾瀬には、多くの人々が訪れ、利用が集中することによる自然への影響が心配されています。尾瀬の貴重な自然を子供たちに伝えるためにも、また大自然の素晴らしさに出会うためにも、快適に尾瀬を楽しめる平日に訪れることをおすすめします。
また、尾瀬の自然のためには、一人ひとりが、湿原に入らないなどのマナーを守りながら自然と触れ合うことが大切です。是非皆さまのご協力をお願いします。
なお、尾瀬は標高の高い山岳地帯であり、安易な入山は遭難事故にもつながります。十分な事前学習や準備をお願いします。
尾瀬に関するご質問等はお気軽にお問い合わせください。
(財)尾瀬保護財団(027-220-4431)