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高速バスで長距離移動|お尻が痛い問題の対策法

熱心にデスクワークに励んだり、映画館で夢中でスクーリンを観ていたら、気づけば「お尻が痛い〜」なんて経験、覚えがあることでしょう。これらの時間以上に長時間座っているものといえば、高速バスではないでしょうか。

高速バスに長時間座っていたらお尻が痛くなるという問題、どうすれば解決できるのでしょうか。

夜行バス・高速バスの詳細はこちらをご確認ください。

長時間座っているとなぜお尻が痛くなる?

お尻問題の解決法を探るには、そもそも「なぜお尻が痛くなるのか」を解明することが先決ですね。

まず、お尻について。お尻を形成している主な筋肉は大臀筋(だいでんきん)というものです。

お尻のほっぺたのようなところが大臀筋筋肉です。

お尻が痛くなる原因としては、同じ姿勢でいるために太ももや腰にかけて、大臀筋の緊張状態が続くということが挙げられます。

その上、体重によって圧迫されて大臀筋とその周囲の血流が悪くなってしまっているのです。

座って同じ姿勢でいるときに体が歪んでいたりすると、身体の一部分に無理がかかっている場合もあります。

人それぞれ、姿勢のクセもありますから、少しの歪みがじわじわ全体に影響を及ぼします。

また、椅子の素材が固かったり、お尻の肉が薄かったりすることでも痛みが出ることもあります。

痛くなりにくいクッションは?

お尻が痛くなる原因として挙げられる、椅子の素材に関してはクッションを使うことで改善ができます。

最近の高速バスの座席はどんどん改良されてきて、長く座っていても疲れにくい素材や形状になってきました。

それでもお尻が痛くなるという方は、自分に合ったクッションを選びましょう。

クッションは素材によって、座り心地が変わります。円座タイプのクッションなどがある低反発の素材は、身体に触れる感触が柔らかくて心地よいものです。

ところが長時間座っていると、ヘタってしまい姿勢を変えたときにすぐに形が変わらないという特徴もあります。

反面、高反発のクッションはヘタリにくいですが、安定性に欠ける短所もあります。

そんな点も考慮に入れて、自分で重視したいポイントでセレクトするとよいでしょう。

トラベルグッズによくあるネックピローなども、素材はいろいろです。

一つのもので首にも腰にも使えるマルチピローもあります。そうしたものを上手に使って、体重の負担をどこか一点に集中させないということが大切です。

また、最近の高速バスでは座席の間隔に余裕をもたせたシートタイプがあり、リクライニングを大きく倒せる広い座席タイプのバスもあります。

座席を倒せれば、体重が分散されてお尻や腰への負担が軽減します。

身長や体形によっては、座席のカーブが身体に合わない場合もあるのでクッションを上手に使って、楽な姿勢がとれるように工夫するとよいでしょう。

4列シートなどのスペースが限られる座席の場合は、周りの方に配慮しながら倒すよう注意が必要です。

お尻のストレッチ


クッションでお尻が痛くなるのを防ぐとともに、ストレッチを併せてするとより効果的になります。

バスの車外でストレッチ

高速バスに乗っているときなら、トイレ休憩などのときに、いったんバスを降りて周囲を歩いたり、軽いストレッチをしたりするだけでも効果的です。

軽く屈伸するだけでも血流が改善することを実感できると思います。

また、何かつかまるものがあれば、片足立ちをして、足を片方ずつ前後に大きく振るような動作も、大臀筋を刺激してくれるでしょう。

バスの車内でストレッチ

車外に出なくても、座席でできるストレッチもあります。

椅子に浅く座って、まず右足の足裏を床につけます。次に左の脚を曲げて、左足を右脚の腿の上に乗せてから、上半身を前屈していきます。

背中をまるめないようにして、大臀筋が伸びるのを確認しながら10〜30秒ほど静止します。左右の脚を替えて行いましょう。

また、リクライニングを少し倒した状態で片足を曲げてから両手で膝を抱えて、膝を胸につけるように引き上げる動作などもよいでしょう。

この動きでもお尻の筋肉を意識的に引っ張るようにするのがコツです。

ただし、バスは揺れますから、ストレッチはくれぐれも注意しながら行うことも忘れずに。

もし揺れが怖いと感じるなら、両手の平でお尻をさするだけでも少し楽になるはずです。

まとめ

正しい姿勢で座ると体の歪みも少なくなり、お尻が痛くなりにくくなります。

腰やお尻など点で身体を支えるのではなく、背中、太ももの裏側、足裏など、身体全体で体重を受けることを意識するとよいようです。

背骨を伸ばしてリラックスして座り、背骨が自然なS字カーブになっていることも大切なポイントです。

また、「お尻が痛い」と感じたときは、腰や背中の痛みもともなう場合も少なくありません。

腰の緊張をほぐす姿勢や、座席に深く体重をかけられるような姿勢を意識して座りましょう。

アップオン社のサイトでは、シートタイプやプライベートカーテンの有無が確認できます。

お尻が痛くなりやすい方であれば、座席ごとにプライベートカーテンがあるバスを選べば、周囲の目も気にせずストレッチできます。

長身の方などは、大きめの座席を選ぶと、身体に合った正しい姿勢で座れるでしょう。

足置きとなるフットレストやふくらはぎを支えてくれるレッグレストがあると、体重も分散できるので併せてチェックすることをおすすめします。

どうぞ、お尻や体の痛みが気にならない、快適なバス旅にお出かけください。

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