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夜行バスでの痴漢対策|事前の準備と注意事項

夜行バスを交通手段として、女性が1人で利用することも珍しくありません。帰省に利用したり、旅行に利用したり、朝早くから予定が入っているときや、費用を抑えたいときなど、夜行バスはとても便利な交通手段ですよね。

しかし、夜行バスは夜間に移動をするため、決まった時間になると消灯して車内は暗くなります。

暗いバスの中という状況で過ごすため、女性1人の場合は痴漢や盗難にあわないかといった不安の声もあります。

バス会社では、なるべくそのような被害を防ぎ、不安を払拭するために座席の位置を配慮するなどの対策はされております。

しかし、様々な方が利用する公共の交通手段ですので、絶対に起こらないとは言えません。特に女性は注意しておくにこしたことはありませんよね。

夜行バスの車内で、痴漢にあわないための注意点や対策などについてご紹介します。

夜行バス・高速バスの詳細はこちらをご確認ください。

痴漢にあいにくい服装

バスの車内で痴漢にあわないためには、肌の露出の多い服装や、胸元の開いた服装、体のラインがわかるような服装は控えることをおすすめします。なるべく、ゆったりとした長袖長ズボンのような服装が安心です。

もし、ノースリーブで二の腕がでるような服装やショートパンツ、ミニスカートを着用している場合は、パーカーやカーディガンを羽織ったり、足元にブランケットをかけたりして隠すといった対策をとるようにしましょう。

ブランケットは、持参しなくても車内サービスで借りられることが多いので、事前に確認しておくと安心です。

また、夜行バスの車内でアイマスクをつけると周りを気にせず、ゆっくりと眠れるという方も多いのではないでしょうか。

しかし、1人で利用する場合や、知らない方が隣に座る場合には、あまりおすすめできません。周りの目が気になるようでしたら、マスクやサングラス、色付きの眼鏡などをつけるとよいでしょう。

座席の選択

女性が1人で夜行バスを利用する際には、できる限り隣の席は同性になるようには配慮をしてもらえますが、必ずと確約されたものではありません。

申し込みのタイミングや、混雑状況などによっては、どうしても隣が異性になってしまう場合もあります。

座席の位置は、できれば何かあった時にすぐに動ける通路側や、声を上げた時にすぐに気付いてもらえる前の方がおすすめではあります。しかし、ほとんどの場合はバスの座席の指定はできません。

申し込み時に「前の方の座席を希望」「窓側の座席を希望」などの希望を伝えることはできることもありますが、必ず希望通りになるとは限りませんので、その辺りの事情は理解した上で、希望を伝えるようにしましょう。

女性の場合は、どうしても隣の座席に同性を希望するのであれば、女性専用タイプのバスや、隣の座席は同性であることを確約してくれている女性あんしんタイプのバスや、各座席が独立している3列シートタイプのバスの利用をおすすめします。

3列シートタイプのバスは、それぞれの座席の間に通路側があるので隣の座席と適度な距離を保つことができます。バス会社や車両によっては、座席の間にカーテンがあり、個室感覚で利用できるものもあります。

費用は通常の4列シートのものよりも高くなりますが、予算に余裕があればおすすめです。女性専用で、費用も抑えたい場合には、2階建のバスで2階部分が女性専用フロアになっているバスもあります。

その他の注意点や予防策

夜行バスの車内での痴漢などのトラブルを避けるためには、他にも注意しておくといいことがいくつかあります。

まず、1人で利用する場合、なるべく周りの方とコミュニケーションをとることをおすすめします。誰ともコミュニケーションをとっていない女性に比べると、誰かとコミュニケーションをとっている方が痴漢にあいにくいという意見もあります。

積極的に話しかけるまでしなくても良いですが、座席を下げる際に一声かけたり、隣の方に挨拶をしたりする程度でも、コミュニケーションをとっておくといいでしょう。

そして、座席に座る前に周囲の乗客の様子を見ておくこともおすすめします。怪しい動きをしている方がいたら注意してください。何か気になることがあれば、小さなことでも乗務員か運転手に伝えるようにしましょう。

また、夜行バスで起こりうるトラブルには、盗難もあげられます。盗難が起こりうるタイミングには、寝ている時やサービスエリアでの休憩の際に席を立っている時があります。

盗難として狙われるものは財布や携帯電話だけでなく家の鍵や個人情報の記載されたものなども盗難の対象になりますので注意が必要です。

対策としては、それらの貴重品一式を小さなバッグにまとめておき、席を立つ際には必ず持ち歩くようにしましょう。寝ている時の防犯のためには、斜めがけのバッグを利用し、自分の身体と座席の間に挟むなどして簡単に持っていかれないようにするといいでしょう。

まとめ

夜行バスはとても便利なので、女性1人で利用することも増えています。夜行バスの車内での痴漢や盗難などのトラブルはそんなに頻繁に起こるものではありません。

ですがトラブルに巻き込まれないために細心の注意を払い、対策をとっておくことは大切です。安心して利用できるようにぜひ参考にしてください。

夜行バス・高速バスの詳細はこちらをご確認ください。