関東(東京・新宿)発着 登山ガイド同行・富士宮ルート(表口)から登る 富士登山ツアー定番2日間コース

登山ガイド同行で富士山の登山口の中で五合目の標高が最も高く、歩行距離が最短の登山道「富士宮ルート・表口登山道」を利用するご来光登山・定番2日間コースの概要、山小屋・プラン選びのポイント

登山ガイドと一緒なら安心、疲労も軽く

初日の富士宮口五合目スタートから翌日早朝の登頂・ご来光、五合目への下山まで富士山専任の登山ガイドが同行します。

富士山専任の登山ガイドが同行

富士山を登る登山者の25%が利用する富士宮ルート

変わりやすい山の天気や道程の状況把握、参加者の体調や危険察知などの安全管理、万が一に備えた知識と装備、有事の際にはす早く行動。登山ガイドが一緒ならより安全に安心して富士登山を楽しめます。

疲れ難い歩き方を教えてくれたり、休憩時には富士の景観や登山にまつわるエピソードなどの話しを交えたり。必要以上に登山の疲れを感じさせない技量も持ち合わせています。

また、登山ペースが分からず、つい力任せで登ってしまいがちな富士宮ルートでも、登山ガイドが一緒なら最適なペースで導いてくれるので疲労の度合いも軽く、高山病のリスクも低減。安心して富士登山を楽しめます。

登山ガイドは参加者20名程度に対してひとり同行。登山道を一列に連なって登り進みますのでしんがり近くは歩行リズムも崩れがち。ガイドにより近く、先頭付近に位置取りすると疲れ難いので、体力に自信のない方は覚えておきましょう。

五合目の標高が最も高く標高差最少・距離最短

富士山に4ツある登山ルートの中でも、トータルの歩行距離・時間が最短なことで知られる富士宮ルート・表口登山道。

これから登る頂までず~と先が見える富士宮ルート

これから登る頂までず~と先が見える富士宮ルート

自身の位置を理解しやすいほぼ等間隔の〇合目毎に建つ山小屋、登りと下りが同じ道なので迷う心配も無い安心感のある富士宮ルート・表口登山道。天気が良ければ遠く駿河湾や伊豆半島、房総半島を望む絶景も楽しめます。

富士宮ルート・表口登山道を詳しく

ビギナーでも十分に登頂を目指せるルートですが、注意したいのは「歩行距離・時間が短い」「易しいルート」ではないこと。

富士山の登山ルートの中で最も直線的な富士宮ルートですから、見上げれば目指す頂がずっ~と先なことが最初に目に入り、歩いても歩いてもいつまでも変わらない景観に心が折れそうに…。

ドーンと目に入るコースに気合が入る、進み具合と時間経過に焦りを感じるなど、登りはある程度力任せになってしまう感じは否めません。短時間に急激に高度を上げてしまうと高山病になってしまうリスクが高まります。

富士山の斜面が邪魔で表口道中でのご来光は8月初旬頃でこんな感じ

富士山の斜面が邪魔で表口道中でのご来光は8月初旬頃でこんな感じ…

富士山登山者のおよそ25%が利用する人気の登山道ではあるものの、最も多い吉田ルートのような頂上近くで登山者が溢れかえって遅々として進めない人渋滞が起こることはほぼありません。

東京からのツアーでは時間に多少の余裕があります。無理せずゆっくり、ペースを保てば登山経験の無い人でも無理なく目標を達成できます。

富士山のほぼま南から小刻みなつづら折りに登る富士宮ルートでは、富士山自体が邪魔をしてしまうため、登頂しなければ雲海や地平線からの日の出「ご来光」を仰ぎ見ることは出来ません。

8月中頃あたりから次第に道中からも仰ぎ見れるようになりますが、富士山の斜面から日が昇ってくる感じが何となくイメージと違うようで…(辛くて登頂を断念してしまっても、どの時期でも登山道のほぼ全域・山小屋の前からイメージ通りの「ご来光」を楽しめる吉田ルートとはここも大きく違います)。

表口登山道は〇合目毎に一軒の山小屋

どの山小屋を利用しても簡素な夕食と軽朝食の弁当、男女相室で宿泊というより身体を横にして休むといった感じの仮眠なのも同じです(詳しくは山小屋宿泊について参照)。

八合目の山小屋到着はまだ日も明るい17時前頃

八合目の山小屋到着はまだ日も明るい17時前頃でしょうか

何合目の宿泊(仮眠)であろうが登って下る登山の全行程(標高差・歩行距離)に変わりはありませんが「〇合目」次第で初日と2日目の行動配分に違いが出ます。

富士宮ルートは五合目~六合目を除き概ね標高差にして200m、標準時間で登り1時間、下り40分程の等間隔に新七合目、元祖七合目、八合目、九合目、九合五勺のそれぞれに一軒の山小屋があります。

つまり、宿泊(仮眠)する山小屋が違うと登りは標準時間で1時間違ってきます。より標高の低い位置にある山小屋を利用するほど2日目の行動時間はより長くなります。

標準時間とは登山経験者が標準的な装備で要する時間(休憩時間を省く)。未経験者多数のツアーの場合、休憩を含めてザックリ2~5割増位に。

深夜午前3時前頃、再スタート準備の九合五勺胸突山荘前

深夜午前3時前頃、再スタート準備の九合五勺胸突山荘前

富士宮ルートから登るガイド同行の富士登山ツアーの場合、宿泊(仮眠)する山小屋は「8合目以上(八合目、九合目、九合五勺)の山小屋利用」、または「8合目池田館指定」からお選びいただけます。

以下のリンクからぞれぞれのメリット・デメリットなどを参照いただき、お好みのプランをお選びください。

登頂・ご来光

富士山頂上から仰ぐご来光のイメージ

富士山頂上から仰ぐご来光のイメージ

富士山山頂でのご来光(日の出)は7月初旬で4:20頃、8月初旬で4:40頃、9月初旬で5:10頃。ご来光を仰ぐ際の気温は最も暖かい8月で2~4度位と真冬以上の極寒です。

深夜の再スタートから順調に登頂できたなら座って、前方が開けた良さげな場所に座れない、または頂まで届かず登山道で立ち止まってご来光を待つ間に身体が冷え、耐えきれない寒さを感じます。防寒着必須なのは言うまでもありません。

服装・持ち物・装備について

登山装備・用具のレンタル

やっとの思いでたどり着いた富士宮ルートの頂には「浅間大社奥宮」と「山頂郵便局」があります。そして、富士山の8つの峰の中でも日本最高峰となる「剣ヶ峰」まで往復40分程度で行くことができるのも表口登山道が人気の理由です。

表口の頂には富士山本宮浅間大社奥宮(画像正面)、山頂郵便局(画像左)があります。

表口の頂には富士山本宮浅間大社奥宮(画像正面)、山頂郵便局(画像左)があります。

古来より富士山は富士山本宮浅間大社の御神体として崇められる神聖地。八合目より上は奥宮の境内とされていることが富士宮ルート登山道八合目の救護所前の看板、少し先に建てられている大きな鳥居からも分かります。

富士宮ルートを上り詰めた頂に「浅間大社奥宮」が鎮座することから、富士宮口は別名“表口”とも呼ばれます。また、浅間大社奥宮ではお札・お守りの授与のほか、御朱印の授与も行なわれています。

7月10日頃~8月20日頃だけ営業する「富士山頂郵便局」が浅間大社奥宮の左にあり、国内外への郵便物の投函はもちろん、オリジナルのフレーム切手やポストカードなどの販売もあります(06:00~14:00気象条件等により休業する場合あり)。

山小屋で渡された簡易な朝食を頂き、浅間大社奥宮へお参りしたらいよいよ下山です。

日本の頂点「剣ヶ峰」

もしも体力的に余裕があるなら下山し始める前に、往復40分ほどで行ける日本最高峰3,776mの「剣ヶ峰」へ向かう、または「お鉢めぐり」を楽しむのも一案です。

富士山噴火口の周りには剣ヶ峰をはじめ8つの峰があり、火口を右手に見下ろしながら富士山頂をぐるっと一周することを「お鉢めぐり」といいます。

下山とお鉢めぐりについては、山頂到着後に登山ガイドからご案内いたします。当日の天気や体調次第でお楽しみください。

お鉢めぐりオプション

怪我・事故最多、気が抜けない下り

雲の上なので好天なら日差しが辛い下り。画像右端にうっすら相模湾

登ってきた登山道を下ります。相当斜度がある、砂地が少ない硬い道や段差のある急坂が続くのは登りで経験済み。

下りでは脚と膝への負担がかなり大きく、転倒や捻挫のリスクがとても高まります。登ってくる登山者との交錯事故(ぶつかると滑落、道端の石を蹴転がすと落石)にも気をつける必要があります。

登り優先ですからすれ違いでは立ち止ったり、つっかえてしてしまって歩行リズムが崩れがちになるなど、登りとは全く別のリスク・苦労が待っています。

実際に4ツある富士登山道の中でも富士宮ルートは怪我・事故の数が群を抜いて多く、その大半は下りで起こっています。

前方からの直射日光はとても日差しが眩しく紫外線は厳しい。そして下る程に暑さが増して行きます。疲れと達成感もあって気は緩みがちですが、下りは特に注意が必要な事を忘れないでください。

下山後は露天風呂もある温浴施設で癒されて♪

炭酸泉と草津の湯を楽しめる露天風呂、効能豊かな塩の湯、薬湯風呂、バイブラバス、サウナ、打たせ湯など様々な湯で登山の疲れを癒してお帰りください。

  • 利用予定:富嶽温泉・花の湯
  • 入浴・自由昼食:90分滞在予定
  • シャンプー・ソープ類・ドライヤー常備
  • フェイスタオル無料・レンタルバスタオル200円

昼食は富嶽温泉・花の湯の飲食施設、または花の湯から徒歩10分程度範囲にあるファミレス・廻る寿司・ラーメン・町中華・そば・お好み焼き・定食屋・牛丼チェーン店などの飲食店などをご利用ください。

富士登山ツアー定番

登山ガイド同行・表口から登る

  1. 8合目山小屋「池田館」指定

    体力的に初日と2日目のバランスが良い表口八合目に一軒しかない山小屋「池田館」指定

    山小屋は表口八合目・池田館指定

  2. 8合目以上の山小屋利用

    8合目~9合目五勺の山小屋利用、9合目五勺で仮眠だと初日の行動は厳しく…

    山小屋は表口八合目以上

富士登山ツアーのお申し込みに際し

ご予約案内・ご注意など

  • ご旅行条件お申し込みのご案内をご確認ください。
  • 小学校低学年以下、またはご高齢の方のご参加はご遠慮ください。
  • 登山途中で体調不良などにより途中で登頂を断念される場合はご各自で五合目まで下山となります。また、予定以外の山小屋で宿泊・休憩される場合はご各自ご負担となります(宿泊代の返金はありません)。
  • 天候や登山道等の事情により行程・宿泊箇所などスケジュールが予告なく変更になる場合があります。また、官公庁などの指示や山岳ガイドの判断で登山を中止する場合があります(払い戻しはありません)。
  • 上記の事由により当日の出発までにツアー催行が不可能と当社が判断した場合はご旅行代金を払い戻しいたします。
  • 画像は全てイメージです。ご来光や影富士、日の出、富士眺望などの自然現象・眺望は保証の限りではありません。
  • バス車内は禁煙です。座席は指定いたします(ご希望があればお申し出ください)。
  • 温泉ご入浴に際し、刺青・TATOO(シールを含む)・暴力団関係者・皮膚病・泥酔のお客様は入浴をご遠慮ください。
  • 各地時刻・スケジュールは予定のもので、気象道路事情や混雑状況などにより実際とは異なる場合があります。
  • 利用予定バス会社:ジャムジャムエクスプレス
  • 美しい富士山を後世に引き継ぐため「富士山保全協力金」制度が実施されています。制度の目的等についてご理解の上、ご協力をお願いします。(任意/1,000円/現地支払い)

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