下界のホテルや旅館での宿泊とは大きく違います。

山小屋宿泊について(寝室・部屋・布団寝具・食事・マナーなど)

七合目あたりから高山病の症状が出始めることが多いこと、五合目からの登山の疲れがその辺りでピークとなることなど、登山経験の浅い人にとっては早めの七合目から、仮眠時間が比較的多く取れる八合目~本八合目に位置する山小屋の利用が適しているとされています。

登山ガイド同行の富士登山ツアーでは、五合目のスタート時間から最適となる位置の山小屋を選択しています。ちなみに、○合目は均等に割り当てられている訳ではありません。

山小屋での滞在(寝室・仮眠など)

客室でゆっくり寛いで泊まるという感じではなく「横になって体を休める」「雑魚寝」というイメージ。どの山小屋にもお風呂・浴場は無く、原則として個室はありません。

奥行きのある押入れが並ぶ感じが一般的(イメージ)

  • 男女の区別なく、ツアー参加者がまとまって、広間や二段ベッドの並ぶスペースで数十人一緒に休みます。
  • 一人あたり布団半分~一畳程度のスペース
  • 寝具は布団・または寝袋。最盛期は一組の布団を二人でご利用いただくこともあります。
  • たとえ眠れなくてもじっと静かに。会話は広間など寝室以外の場所で、小さな声で。
  • 強烈な鼾を自負する方は、何らか対策をお願いします。

簡素な夕食、朝食は軽いお弁当

夕食はカレーライスや簡素な定食が一般的。高い標高・薄い酸素ですから“煮炊き”に難があること、水や食材はもちろん、燃料も運んでこなければならないのですから、頂けるだけでも感謝もの。

関西発着の場合、朝発コースは初日の夕食・夜発コースは2日目の昼食を五合目で頂いてから登山開始となります。

山小屋の夕食は「カレーライス」が大多数

量的には普通盛り、大盛りやお代わりはできません。うどんやラーメン、丼類などの追加も出来ますが(麺類800円位・ごはん類1,200円位)、ボリューム不足が不安な方は捕食・行動食を多めに持参することをおススメします。

ビール他アルコール類の販売もありますが、飲酒は下山までガマン(ヒドイ頭痛や悪酔いの可能性大)。

山の言葉に“シャリバテ”という言葉があります(ハンガーノック、ボンキングのこと)。激しいカロリーの消費から血糖値が急激に下がり、全身の力が抜け、登ろうにも足が上がらず気力も萎えて…こうなると楽しいどころの話ではありません。屈強の男子ならパンなどの捕食や行動食を十分に用意する、最初から追加オーダーを念頭に費用を持参などの対策を(カップ麺は500円位で販売。持って行って「お湯だけ貰う」なんてことは出来ません)

朝食弁当の一例 夕朝食画像©Hirohisa's Web Log

朝食は山小屋からお弁当を渡されます。朝食風のお弁当、稲荷ずし、レトルトの赤飯1パックだったり。利用する山小屋によって内容は様々ですが量やカロリー的には軽い朝食、登頂・ご来光の後、富士山頂でお召し上がりください。

7・8月は山頂の売店・食堂で温かい麺類やおでんなどの飲食・購入も可能です。(頂上の早朝は盛夏でも10度にもならないから温かい食事がウレシイ♪値段は七~八合目の山小屋と比べてもやや高く、高ー!って言葉が出ちゃうかも…)

山小屋宿泊のルール・マナー

  • 仮眠・宿泊する場合も、山小屋のトイレはチップ制です。登山道中とあわせて、別サイフに100円玉を千円分くらい持って行きましょう。
  • 消灯後にゴソゴソとザックをいじらない!結構五月蝿いものです。
  • 深夜にご来光を目指して再度登山しない(山小屋で日の出前まで寝る/山小屋前でご来光を見る)つもりなら、部屋へ通される前に申し出を。
  • 何事も常識の範囲で気遣いを。

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