夜行バスで輪行

高速ツアーバスから高速乗合バスへの移行に伴い、当社で取り扱う高速バスは“輪行不可”となりました。これまでご利用・ご愛顧いただきました皆様に心より感謝、御礼申し上げます。

  • 輪行袋の種類・サイズ・収納必須!

    輪行袋に収納・夜行バスで輪行

    輪行専用のバッグを「輪行袋」または「輪行バッグ」と呼びます。バラした自転車を一まとめにして持ち運びが容易に。 たとえ折りたたみ自転車での輪行でも、衣服を汚さない周囲の物や人を傷つけないためにも輪行袋は必須です。安価なものなら5,000円程度から購入できます(プロテクト用の小物別で)。
    輪行袋への収納は慣れも必要。何度かやってみる、またはちゃんと教えてもらうことをお勧めします。記載の基準数値は全て当社の規定です。他交通機関の基準はそれぞれでご確認ください。画像はブログでお世話になりましたサイクルベースあさひさんのウェブサイトから。

    背景画像:スタイリッシュな折りたたみ自転車DOPPELGANGER®小径折りたたみ自転車用のカラフルな輪行バッグも。

前後両輪を外すタイプの輪行袋で (当社荷物規定)

輪行袋にも様々な形状や素材、自転車のしまい方によってサイズが大きく異なります。バスはスペースに余裕が無く、大きな輪行袋はトランクに収容できません。

輪行できる路線・バスタイプの荷物規定サイズ

  • 前後両輪を外して収納するタイプの輪行袋なら、実際に収納した状態で規定以内程度に収まります。
  • 荷物規定サイズは異なる路線・タイプもあります。各々ページでご確認ください。
  • 全ての夜行バスが輪行OKではありません。
前後両輪を外すタイプの輪行袋

付属のベルトなどで外から縛るとコクパクトに。ダブダブよりしっかり締めた方が持ち運び易い。これで3辺合計230cm位になります。

700Cホイルは直径62cm強。タイヤ高もあり厳密に言うと収まるはずはありません(中辺が70cm強に)。実際に輪行袋へ収めた状態はひし形~台形に近く、箱型にはならないので何とか“ギリ範囲内!”と言えるサイズになります。
サイドスタンドが付いている場合は、外さないと収まりません。また、ペダルやハンドルは、工夫する必要のある場合も。

慣れた方ほど上手に手早く、コンパクトに収納されているようです。 電車で輪行の場合は「置く」ことが出来るようにタイヤ・サドル・エンドホルダーで、横置き型の場合はサドル・タイヤ・ハンドルでバランスよく立つようにすることがポイント。
バスや飛行機の場合はトランクへ「積む」ので、損傷しないよう、サドルをめ一杯下げ、サドル~チェーンリングをタイヤで守る感じに梱包出来ればより安心。

何度か練習してキッチリ収めれば、持ち歩くのも楽になります。

手軽な前輪のみ落としタイプはダメ(ほんとは電車もダメ)。 ハードケースは飛行機専用

輪行袋にも様々な形状や素材、自転車のしまい方によってサイズが大きく異なります。バスはスペースに余裕が無く、大きな輪行袋はトランクに収容できません。

前輪のみ落としタイプの輪行袋は電車もムリ。

付前輪だけを外して簡単に収納できるタイプは相当大きく、鉄道の規定サイズも超えます。運賃請求、降車を命じられてもやむなし。当社夜行バスも当然×。

ハードケースは飛行機専用

飛行機の場合はハードケースか専用箱。ハードケースはコインロッカーにも入らず、自転車では当然持ち運べない。試合・大会、長期滞在、海外専用って感じ。

輪行袋には後輪を落とさずに収めるタイプや、愛車をがっちり守れるハードケースもあります。残念ですが、これらの輪行袋・バッグのご利用はご遠慮ください。(上記規定サイズを大幅に超えます。)

JRを始め、鉄道会社の多くは「3辺の和が250cm以内」と規定されています。前輪だけを外すタイプだと、ハンドルとペダルかクランクを外してギリ収まるかどうか…(左側画像だと3辺合計およそ280cm+サドル分)

「後輪で転がして運べるから楽チン」「ワンタッチ5分で収納」「低価格で必要最低限をカバー」なんてキャッチコピーきとっても魅力的!でも、オーバーサイズ・車体の一部が外に出ている物なんて全くの規定外れです。オーバーサイズをお使いの方、これまで黙認して頂けただけですのでご注意を。

当社夜行バス以外でのサイズや規定、輪行の可否などは、各々交通機関へご自身でご確認ください。

折りたたみ自転車は問題Nothing

折りたたみ自転車での輪行という事は「走る」目的より「実用」の色が濃い感じでしょうか。
携行目的を兼ね備えた折りたたみ自転車なら、ある程度ハードユースを想定されていますので、損傷の気遣いも少なく楽々。

一般的な18~20インチなら全く問題なく規定サイズ以内に収まります。もちろん前後ともホイルを落とす必要はありません。
特殊な形状や22インチ以上の場合でサイズ以内にはならない場合は、やっぱりホイールを外して普通の輪行バッグにしてください。

折りたたみ自転車の輪行袋

折りたたみ自転車もバッグに入れて。収納サイズが厳しい時はサドルを抜くなど工夫を。

超コンパクト・超軽量タイプ以外の折りたたみ自転車は比較的重く、ドロヨケや鍵、荷台などの付属部品の突起のある場合も多いので、輪行袋は「丈夫で」「持ちやすい」ものがいいでしょう。

普段使いの自転車なら、この際丸洗いしてキレイにしましょ。輪行袋も汚れず、出し入れが容易に。あと、駆動系をグリス・オイルアップ。快適に走れるように、ちょっとメンテしておきましょう。

破損は免責

バストランク内で完全に固定することは出来ません。一般旅行者のスーツケースなどと混載します。平積み、場合によっては荷物どころか自転車を積み重ねたりする事も絶対ないとはいえません。

輪行袋はクッション材的なものが無い物がほとんど(走行時に荷物になるから)なので、破損の可能性は決して低くありません。

「高価なホイールが心配…」「カーボンパーツが…」「傷つく…」「重ねないで…」なら輪行は諦める、または丈夫なパーツ・バイクに交換ください。万が一破損したとしても、一切責任は負いません。自転車が心配なら、輪行は諦めてください。

実際に大破損した事例はありません(正確には「壊れた!」と叱られたことはありません)。ただ、その可能性がある事、免責である事をご承知の上で輪行を。

カーボンフレームは輪行を諦めた方が良さげです。

高速ツアーバスから高速乗合バスへの移行に伴い、当社で取り扱う高速バス・夜行バスは“輪行不可”となりました。
これまでご利用・ご愛顧いただきました皆様に心より感謝、御礼申し上げます。再開できる日が来ることを楽しみに…

2013/08/01 株式会社アップオン・企画室