関西（大阪・神戸）発着　吉田ルート（吉田口）から登る 7・8合目の山小屋利用プラン

富士スバルライン五合目から登りはじめ、山小屋で宿泊（仮眠）して疲労回復。頂でのご来光を目指して深夜に再スタート、登頂（途中も可）で目的を達成したら五合目まで下る。

結局のところ、〇合目の山小屋を利用しようが、吉田口登山道五合目からの登山の全行程（標高差1,450m/往復14km）に違いはありません。

• 吉田ルート・登山ガイド同行コースの行程概要
• 吉田ルート・フリー登山コースの行程概要

ただ、〇合目で宿泊（仮眠）するかによって初日と2日目の行動、歩く距離・時間の配分に差が出る、七合目と本八合目を例に挙げるとその差は歩行標準160分、標高にして600m。

この違いが登山の難易度、登頂率に多少なりの影響を与えるのです。

標準時間とは登山経験者が標準的な装備で要する時間（休憩時間を省く）。未経験者多数のツアーの場合、休憩を含めてザックリ2～5割増位に。

2日目は「頂でのご来光」を目指して皆同じ時間帯に行動し始めます。そのため、山小屋の位置・標高が低いほどその先で起こる人渋滞の影響を受けやすく、日によっては八合目で既に歩行リズムが乱れ気味になることも。

七合目から八合目へは標準80分、八合目から本八合目も80分（休憩含まず、実際のツアーではもう少しゆっくりペース）。

人渋滞も車の渋滞と同じで出遅れる、後方なほど時間を喰ってしまいます。七合目から「頂でのご来光」を目指す登山再スタート八合目と比べて2時間程度、8月のピーク時だとそれ以上に早く、実際に23時頃「我先に」再スタートする必要があることも。

結果、必ずではないものの七合目での宿泊（仮眠）は、八合目や本八合目と比べて2日間トータルの行動時間が長くなる傾向があります。